【自治会あるある】赤い羽根の強制募金

自治会に加入してはじめて知ったのですが、毎年、共同募金の強制徴収が行われるのですね。

 

「赤い羽根共同募金」、「緑の募金」、「日本赤十字社」、「社会福祉協議会」などなど

全てに寄附するとなると、なかなか良い金額になります。

 

「募金」というのはそもそも、「その団体の活動内容に賛同した者」が、善意で「出したい金額」を収めるというシステムのはずです。

 

いきなり自治会の当番さんが来て、

「赤十字の募金を集めに来ました!一口500円になります。」

とか、意味が分からな過ぎてビックリですわ( ゚ロ゚)

 

今日は「共同募金の集金システム」についてのお話です。

謎の強制徴収システム

自治会によって、当番が一軒一軒集金して回るケースと、あらかじめ自治会費の予算に組み込まれているケースがあるようです。

 

当番が集金して回るケースでは、訪問した家が留守だったり、募金を断られる場合も当然あるわけです。

 

そこで中には、集金者の負担を減らすために、自治会費の中から決められた金額を収めるシステムにしている自治会もあるのです。

 

 募金や寄付金を自治会費に含めて強制徴収するのは違法

過去の最高裁の判例では、

募金や寄付金を自治会費に含めて強制徴収するのは違法

としています。

 

自治会員の中には「募金したい人」「募金したくない人」の両者が存在するのだから、会費に含めて強制徴収することは、総会の過半数の決議を以てしても許されません。

 

自治会費に含めて徴収するためには、毎年度の予算案決議の際、自治会員の満場一致で可決される必要があります。

 

日本国憲法 第19条 思想・良心の自由

社会福祉法 第116条 共同募金は、寄附者の自発的な協力を基礎とするものでなければならない。

 

「世帯数が多く一軒ずつ集金に回るのは負担が大きい」という理由

「集金する人が大変だから、最初から自治会費に募金の予算を組み込んでしまおう」

とする考えも、理解はできます。

 

うちの自治会でも、総会でそのように決めました。

なぜなら、「自分が集金の当番になった時面倒くさいから」です。

 

最初から自治会費でサクっと払ってくれれば、いちいち集金に回らなくて済むし、住民同士のトラブルも起こらないので安心です。

 

しかし、後になってよくよく考えてみると、そもそも

「任意であるはずの共同募金」

を、

「なぜ自治会員が強制的に集金させられなければならないのか」

ということに疑問を感じます。

 

「当番の人が大変だから」

というのが理由なら、

 

「自治会で募金の集金をすること自体を止めたらいいじゃない」

と思ったわけです。

 

社会福祉法(第116条) 共同募金は、寄附者の自発的な協力を基礎とするものでなければならない。

とするならば、「自発的」でなく「強制的」に自治会員が集金させられるようなシステム自体がおかしいし、近所に住む当番の人に回ってこられたら、「断りづらさ」を感じる人もいるわけだから、「自発的な協力」とは言い難いです。

払う人と払わない人がいる不公平

私は、現在住んでいる地区に引っ越してくるまで、自治会に加入したことはありませんでした。

 

勧誘されたり、加入のチラシが入っていたことすら無かったので、加入しなかっただけなのですが、その間は自治会費で防犯灯などの維持管理が行われていることなど、全く知らなかったし、募金も一切協力したことはありません。

 

それでいて、それらの費用から賄われているであろうサービスは、気が付かずに受けていたわけです。

 

毎年、真面目に費用を負担し、役員も交替で務めていた世帯から見れば、かなり不公平ですね。

 

「税金でやればいいじゃない」という話

赤い羽根共同募金は、「地域福祉活動のため」、緑の募金は、「緑化推進・森林の維持管理のため」など、きちんとした名目で行われているのだから、ちゃんと税金を投入して行えば良いと思うのです。

 

それによって、かなりの無駄が削減できます。

 

例えば、日本赤十字社のある支部は、
「赤十字運動普及・社員増強」のための経費
は、支出総額の約1 8%であると発表しています。

 

「社員募集」、「社員管理」、「広報活動」のために、募金のおよそ2割が充てられているというのです。

 

なんとも無駄が多いですね~。

 

最初から税金として全世帯から徴収すれば、一世帯当たりの負担額は確実に減るし、寄附を募るための広報費も、自治会から当番としてかり出されることも、「赤い羽根」や「緑の羽根」の生産コストなども、一切無くて済むわけです。

 

いいこと尽くしじゃありませんか!

 

NHKの集金システムもそうですが、「お金を集めることにかかる費用が莫大」だったり「払う人と払わない人との間で不平等が生じる」くらいなら、

「いっそ税金で賄ってほしい」

と思うのは、私だけではないと思うのですが。

 

【関連記事】

自治会・町内会に加入しないと災害時に助けてもらえないのか

2 Responses to “【自治会あるある】赤い羽根の強制募金”

  1. 私は、自治会長をしております。
    当自治会の総会において「赤い羽根共同募金を自治会費で払ってくれ」という意見があり、周囲がそれに拍手、賛成をした形になりました。
    「過半数以上の賛成があったのだから、当然可決だろ」
    と言われ、私はこう答えました
    「いくら過半数以上の賛成があったとしても、法に触れることはできません。この申し出は却下します」
    と。

    • 過半数以上の賛成といえど、違法は違法ですもんね。
      自治会長さんが、きちんと説明してくださる自治会は良いですね。
      集金が大変だからと、適当に会費に組み込まれている自治会も多いように思います。
      コメントありがとうございました。