甘いものや脂っこいものを食べても母乳は詰まらない

「不妊症専門」を謳っている鍼灸院のブログがあったので、なんとなく読んでいると、

  • 母乳は血液からできている。
  • だから食べた物で母乳は変化する。
  • 甘いものや油っこいものを食べるとおっぱいはどろっとする。
  • 赤ちゃんも好んで飲まない。
  • そして乳腺炎になるパターンが多い

などなど、医学的根拠の全くないことを堂々と書き綴っていらっしゃいました!

甘いものや脂っこいものを食べても母乳は詰まらない

産婦人科などで授乳指導を受けると、しばしば

「甘いものや脂っこい物を食べると母乳が詰まって乳腺炎になるから控えるように」

と教えられることがあります。

 

実際には「脂肪球」の直径は、「赤血球」よりもはるかに小さいので、脂肪分の多い食事を摂ったところで、乳管が詰まったりはしないのですが、

「助産師さんがそういってたから!」

といって、本当は食べたいのに、赤ちゃんのことを想って必死に好きな食べ物を我慢しているお母さんを見かけます。

 

私も子供がまだ新生児だった頃は、その日の世話でいっぱいいっぱいで、正しい知識を身につける余裕はなく、ネットに書かれている情報を鵜呑みにしていました。

 

私が母乳育児をはじめたばかりの頃に信じていたのは、

 甘いものや揚げ物を食べると母乳が詰まりやすくなる

 カレーなど香辛料のきつい食べ物を食べると母乳がまずくなる

 まずい母乳は赤ちゃんが嫌がって飲まない

というものです。

 

やっかいなもので、一度信じてしまうと「たまたまそうなったこと」であっても、「言われた通りだった」と、なんでもかんでも結びつけてしまうことです。

赤ちゃんが母乳を嫌がる理由

子供が生後3週間くらの頃に、一度うっかり「カレーライス」を食べてしまったことがありました。

今考えれば、別に食べても良かったのですが、その頃は子供がなかなか寝てくれず、母乳の量や質について、かなり神経質になっていました。

 

カレーライスを食べた後、子供が母乳を飲んでくれずに、反り返って泣き続けました。

 

私は、「カレーを食べると母乳がまずくなって飲まなくなる」ということを知識として知っていたのに、うっかり食べてしまって可哀想なことをしたと、無駄に落ち込んでしまいました。

 

ぐずって寝てくれない子供を2時間ほどあやし続けたあと、

「そんなにまずいのかしら」

と、母乳を手で絞って自分で舐めてみると、ほんのり甘くていつもと変わらないおいしい母乳でした。

 

(; ̄ー ̄)…ん?

と思って、試しに哺乳瓶に搾乳して飲ませてみると・・・

 

飲むじゃないかーーーー!!(ノ`△´)ノ ┫:・’∵:.┻┻:・’.:∵

 

普通にチュウチュウおいしそうに飲んでいました。

どうやら、母乳の味が気に入らなかったわけではなさそうです。

 

試行錯誤の末、不機嫌の原因はどうやら「暑かったこと」だったと判明しました。

哺乳瓶で母乳を飲ませながら、扇風機に当ててあげると、気持ち良さそうにスヤスヤと眠ってくれました。

 

カレーライスを食べて体温が上がっていたお母さんに密着されるのが嫌で、反り返って抵抗していたのかもしれません(;´Д`A “`

 

それから1週間後、新生児訪問でやってきた市の助産師さんから、

「この時期に2枚は着せすぎよ~」

と言われたので、やはり暑かったんですね・・・。娘よスマン

赤ちゃんは母乳の味を選り好みしない

カレーライスなど、味の濃いものを食べたからといって母乳の味が変わったりしません。

実際に舐めてみると分かります。

 

母乳の味が明らかに違うのは、乳首の先に詰まった母乳カスを取り除いたあとに出てきた、色の濃い(黄色い)母乳です。

あれは不味い!!

黄色くてドロドロした母乳は、確かにしょっぱくて不味いのです。

 

私は、出産からしばらくの間は、飲ませ方が悪いのか、子供の飲み方が下手なのか、頻繁に「うつ乳」の状態になっていました。

 

詰まりを取り除いてしまえば、簡単に治るのですが、中に溜まった母乳はドロドロで体に悪そうなので、搾乳して全部捨てていました。

 

ある日、母乳育児もすっかり慣れた頃に、久々に「うつ乳」になったことがあり、乳首の詰まりを取ったあと、試しに子供に吸ってもらいました。

 

子供はしょっぱい母乳を嫌がりもせず、普通にゴクゴク飲んでいました。

それからは、詰まった時は手で搾乳せず、面倒なので子供に吸ってもらって解消しています。

結論

母乳育児を1年半続けた結果

 食べ物で詰まりやすくなったり、味が変化したりはしない

 母乳を飲まない時は、他の原因も考えた方がいい

 母乳の味が変わっても、赤ちゃんは嫌がったりしない

ということが分かりました。

 

母乳育児を成功させる秘訣は、「何を食べるか」ではなく、「いかに楽しく食事をするか」の方が大事だと思います。

 

産後のストレスなんて「百害あって一利なし」ですからね!

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