【稽留流産】掻爬手術(子宮内容除去術)の流れと費用

稽留流産時の掻爬(そうは)手術は、特に珍しい手術ではないですが、前処置や手術時の痛み、麻酔の効き方など、人によってだいぶ違うようなので、私の場合も書き記しておきます。

手術前日

赤ちゃんの心拍が停止していることが分かってすぐ、掻爬手術の予定を決めました。

妊娠週数が9週と、やや進んでいたことと、心拍停止したと思われる日から一週間ほど経過していたことで、手術をした方が良いだろうと医師から言われました。

手術前の検査として、血液検査と心電図検査をするらしく、その日のうちに受けて帰りました。

準備するもの

  • 手術依頼書(同意書)…夫婦のサインと押印
  • 生理用ショーツ、夜用ナプキン5枚
  • 費用(3万円)

注意事項

  • 手術前日の22時以降は、飲食不可(水もダメ)
  • 手術当日の化粧・マニキュア・指輪・ピアスなどの貴金属は外して来院する
  • 自分で車の運転は不可

手術前日の飲食については、病院ごとに指示が違うと思います。私の場合は、水も飲んではいけないと言われました。

手術当日の化粧やマニキュアなどは、掻爬手術に限ったことではなく、どの手術でも同じだと思います。

術中・術後の顔色や爪色を確かめるためだったと思います。

車の運転は、全身麻酔をするために禁止されています。術後は結構フラフラになります。

手術当日

朝9:00に受付、手術同意書を提出。

9:30から診察が始まりました。

子宮口を開くための前処置

内診台でエコー検査をした後、先生が「消毒しますね」と言って、何かを入れられた感覚がありました。

「終わりました。2時間後くらいに手術を始めますね。」と言って、先生が診察室に戻っていった直後、急に軽い生理痛のような痛みを感じ始めました。

「今、何か入れましたか?」と看護師さんに聞くと、「子宮口を開くスポンジのようなもの(ラミセル・ラミナリア)を入れたんですよ」と言われました。

人によっては激痛だと言われる「前処置」というやつです。

私の場合は、入れられたことに気が付かないほど痛みはありませんでした。

その後、病室に移動して、水分補給用の点滴をされたまま、2時間待つことになりました。

手術前の注射と麻酔

部屋に入ってベッドに横たわると、看護師さんに両脚にカバーをかけられ、紐で縛られました。

「脚を縛るんですね」となんとなく聞いてみたら、「手術中に暴れる人がいるんですよ」と言われました。

「注射入れますね~。ちょっと血管がピリッとします」と言われ、点滴から精神安定剤を注入されました。

ピリッとじゃなくて、腕全体がキリキリと痛かったです。鈍痛で耐えられるレベルですが、ちょっとイラッとするくらいの痛みです。

「麻酔を入れますね。先生が来られます」と言われ、またちょっとイラッとするくらいの腕の痛みがあったと思ったら、意識が遠のきました。

手術開始

私の手術で使用された麻酔は、「ケタラール静注用200mg」というもので、悪夢を引き起こしやすいことが知られているようです。

静脈から麻酔薬を入れられてすぐ、何か強い力で体を引っ張られたような感覚に陥りました。

手術室から、CG映画の中に引きずり込まれたような感じです。

「自分は手術中である」という意識は持っているのですが、夢と現実の区別がつかなくなっていました。

目に見える景色全てが真っ黄色で、5人くらいの黄色いゴーストに囲まれて、体を引きずり回されながら、手術を受けている感覚でした。

術中は目が回って吐き気がしていたので、「早く終わって、気持ち悪い」と、ずっと考えていました。

手術終了

手術は、10~15分くらいで終わったみたいですが、私の感覚でも同じくらいの時間でした。

看護師さんに名前を呼ばれて、肩を叩かれてから、ようやく現実の世界に戻ってきた感じでした。

「手術が終わったんだ」という意識はあっても、体が動かず、目も開けられませんでした。

術後はとても寒かったです。

処方された薬とお会計

薬は、子宮収縮剤「パルタンM錠」と、抗生剤の「フロモックス錠」を処方されました。

流産組織の「病理検査代」と「薬代」を含んだ掻爬手術の費用は21,430円でした。

以上、掻爬手術体験レポでした!