予定帝王切開入院中の過ごし方

帝王切開の入院って長いですよね。

「入院期間中、一体何をするの?」と、疑問に思う人もいるかと思います。

帝王切開前日から退院までのスケジュールをまとめてみました。

病院や母子の健康状態によって、若干異なる部分もあると思いますが、「だいたいこんな感じで進んでいきますよー」という感じで、参考にしてみてください。

予定帝王切開のスケジュール

手術前日からの入院となる場合がほとんどで、入院期間はだいたい1週間から10日前後。

経腟分娩に比べると長いですが、その分余裕を持って育児指導を受けられるし、栄養バランスの整った食事を出してもらえるし、疲れた時は赤ちゃんを預けてゆっくり休めたりするので、入院期間が長いのは結構メリットが多いです。(帝王切開の場合健康保険も適用されます)

手術前日

  • 【食事】 21時以降は飲食不可。(病院によって時間が若干違います)
  • 【安静度】自由
  • 【排泄】 トイレ
  • 【清潔】 シャワー浴
  • 【点滴】 なし
  • 【検査】 心電図、胸部レントゲン、採血、胎児心拍モニター検査
  • 【指導】 術前オリエンテーション、書類記入

手術の説明を受けて書類に記入をします。検査の時以外は自由に行動できるので、テレビや雑誌を見たりしてゆっくり過ごします。

21時以降は飲食不可の病院が多いと思いますが、私は自然分娩の予定だったため、夜中にお腹がすいてたくさん食べてしまいました。

その後、明け方に緊急帝王切開になりましたが、特に問題はありませんでした。(人によっては麻酔の影響で吐き気を催すことも)

手術当日

  • 【食事】 絶食
  • 【安静度】 術前は自由、術後ベッド上安静
  • 【排泄】 手術室で尿の管を入れる
  • 【清潔】 術前早朝ならシャワー可(病院によって異なります) 術後体を拭く
  • 【点滴】 500ml×4本、術中抗生剤100ml
  • 【検査】 術前:胎児心拍モニター  術後:心電図監視モニター
  • 【処置】 浣腸、剃毛(前日にする場合も)
  • 【指導】 血栓予防の弾性ストッキングを履く
  • 【赤ちゃん】 母子の状態が良好なら看護師付き添いのもと母乳を与える

手術当日は食事を摂れません。導尿のためカテーテルを入れられます。

術後はベッドの上で安静にして、1日中点滴をします。

帝王切開術後は血栓ができやすいため、弾性ストッキングを履いて予防します。

母子の状態が良ければ母乳を与えることもできます。

看護師さんに体を拭いてもらったり、産褥パッドを取り替えてもらったりします。

切開傷が痛む場合は、痛み止め(飲み薬や座薬)を使用します。(私は使いませんでしたが、看護師さんはできれば痛み止めは無理せず使ってほしいとのこと)

手術翌日

  • 【食事】 朝食:なし 昼食:流動食 夕食:3分粥
  • 【安静度】 室内歩行
  • 【排泄】 尿の管を抜いた後はトイレ
  • 【清潔】 体を拭く
  • 【点滴】 500ml×4本、抗生剤100ml×2本
  • 【検査】 検温、血圧測定、採血
  • 【処置】 麻酔の管を抜く
  • 【指導】 授乳指導
  • 【赤ちゃん】 母子同室、K2シロップを飲ませる

食事は重湯などから始まります。食べた気はしませんが我慢です。

導尿カテーテルをはずして、トイレに行けるようになります。

シャワーは使えず、体を拭きます。

1日中点滴をされた状態ですが、室内を自由に動けます。

母子同室になり赤ちゃんのお世話が始まります。(体調が悪ければ預かってもらえます)

母乳を与えた時間、赤ちゃんの尿や便が出た時間を記録し、回数を数えます。

赤ちゃんは消化管や頭蓋内の出血を予防するための「ビタミンK2シロップ」を飲みます。

母乳の出はあまり良くありませんが、赤ちゃんの体重チェックは病院側でしっかりやってもらえます。

手術後2日目

  • 【食事】 朝食:5分粥 昼食:全粥 夕食:常食
  • 【安静度】 自由
  • 【排泄】 トイレ
  • 【清潔】 体を拭く
  • 【点滴】 500ml×2本、抗生剤100m×2本
  • 【検査】 検温、血圧測定
  • 【赤ちゃん】 しばらくの間は「生理的体重減少」が起こる

徐々に食事の量は増え、夕食でやっと常食を食べられます。

点滴は少し減り、基本的に自由です。

赤ちゃんの写真を撮ったり、友人たちにメールで報告したりして過ごしました。

生まれてすぐの赤ちゃんは、母乳を飲む量よりも便や尿で排出する量の方が多いため、数日間は生まれた時よりも体重が減少してしまいますが、これは「生理的体重減少」と呼ばれるもので、どの赤ちゃんにも起こります。

退院する頃までには体重は増加に転じるので心配はありません。

手術後3日目

  • 【食事】 常食
  • 【安静度】 自由
  • 【清潔】 体を拭く(病院によってはシャワー可)
  • 【点滴】 抗生剤100m×2本
  • 【検査】 検温、血圧測定
  • 【赤ちゃん】 聴力検査(希望者)

3食常食になり、おやつも食べられます。

点滴は朝夕2回になり、動きやすくなります。

私がお世話になった産院では、まだシャワー禁止でしたが美容師さんが洗髪してくれました。

母乳の量が増え、詰まりやすくなってくるので乳腺炎に注意します。 私は乳管が詰まって「うつ乳」になり、乳房がカチカチになってしまいました。

母乳の出が良くない時は、看護師さんや助産師さんに乳房の状態を見てもらい、必要があれば乳管開通マッサージを受けます。

赤ちゃんの抱き方を変えて吸いやすい体勢にしてみるなど、母乳育児に四苦八苦する楽しい頃です。

赤ちゃんは聴力に異常がないか検査ほ受けます。(希望者のみ)

手術後4~5日目

  • 【食事】 常食
  • 【安静度】 自由
  • 【清潔】 シャワー浴
  • 【点滴】 なし
  • 【検査】 検温、血圧測定、採血
  • 【赤ちゃん】 K2シロップを飲む、先天性代謝異常検査

点滴がなくなり、シャワー浴も出来るようになります。

家族や友人に来てもらったり、カタログを見て内祝いの品を選んだりして過ごしました。

赤ちゃんは「K2シロップ」を飲み、先天性代謝異常の検査を受けます。

赤ちゃんの世話にも慣れて、少し暇を持て余すようになったので、夫が持ってきてくれた漫画を読んだりしていました。

手術後6~7日目

  • 【食事】 常食(お祝い膳)
  • 【安静度】自由
  • 【検査】 診察、採尿、体重測定
  • 【処置】 抜糸(溶ける糸なら不要)
  • 【指導】 沐浴指導
  • 【赤ちゃん】 母乳を飲む量が増え、体重が戻ってくる

退院前に、1食「お祝い膳」が出される産院は多いと思います。別料金で夫の分も作ってもらえたので、一緒にお祝いしました。

赤ちゃんは母乳を飲む量が増え、体重が増えてきます。

沐浴の練習を始め、退院後の生活に備えます。

手術後8~9日目

  • 【食事】 常食
  • 【安静度】 自由
  • 【検査】 採血・退院診察
  • 【指導】 退院指導

退院指導と退院診察を受けたら、長かった入院生活もいよいよ終わりです。

赤ちゃんには持参した服を着せて、清算を済ませたら速やかに退院します。

以上が帝王切開入院中の私の生活スケジュールです。

これから帝王切開術を受ける方は頑張ってください!