帝王切開のメリット

帝王切開のメリットとは、

「母子ともに無事に生きられること」

 

これに尽きますね。

予定が立つとか、保険適用になるとかは単なるオマケです。

 

私の祖母は予定日超過で大きくなりすぎた赤ちゃんをなかなか産むことができず、無理やり引っ張りだした時にはすでに亡くなっていたそうです。

 

昔なら諦めなければならなかった命を、帝王切開術で救ってもらえるのは、とてもありがたいことですね。

緊急帝王切開になった私の出産

明け方、お腹の痛みで目が覚めた私は、寝ぼけながらも携帯の時計を見ながら痛みの間隔を計っていました。

 

朝、開院時間になった頃、痛みの間隔が5分~10分くらいになったため、病院に電話して、

「陣痛が始まったみたいです。」

と、連絡を入れました。

 

それほど「痛い」という感じではなかったので、本当に陣痛なのかどうか自信がなかったのですが、

「入院準備をして来てください」

と言われたため、シャワーを浴びてから夫に連れられて病院へ向かいました。

 

病院についた頃には、子宮口は5㎝くらい開いていました。

あまり痛くはなかったので、

「あ、本当に陣痛だったんだ」

と、ビックリしました。

 

陣痛室で夫と話をしていると、陣痛の間隔が短くなってきたので分娩室へ移動し、夫は一度帰宅しました。

 

分娩室に入ってから、なぜか急に陣痛がおさまってしまい、昼食を摂ってしばらく休んでいました。

結局それから陣痛は起こらず、一旦分娩室を出て、部屋で休むことになりました。

 

普通に夕食を食べて、テレビを見ながらベッドの上でゴロゴロしていると、夜中にお腹がすいて、サンドイッチとおにぎりを食べました。

 

その後、ベッドで寝ぼけながら

「少しずつ陣痛が戻ってきたかな?」

と思っていたら、

何か「ポンッ」と音がして、膣から水が流れ出た感覚がありました。

 

「あ、破水した」

と思って、ナースコールで伝えると、分娩室に移動するように言われました。

 

分娩室に移動してからが、これまた長く、子宮口が8㎝から一向に開きませんでした。

「なかなか進まないね」

と、助産師さんと話をしていると、突然呼吸が苦しくなり、赤ちゃんの心拍も下がってきました。

 

酸素吸入されて、助産師さんから

「もっと深く呼吸をして赤ちゃんに酸素を送ってあげて」

と、言われました。

 

深く呼吸をすると、赤ちゃんの心拍は少し安定しました。

この時、最初に陣痛が始まってからすでに24時間経過していました。

 

突然医師がやってきて、エコーで赤ちゃんの様子を確認しはじめました。

「このままでは赤ちゃんが危ない」

と、緊急帝王切開に切り替えるよう説明されました。

 

同意書にサインをして、手術台に上がった後は、体感で5分~10分くらいで赤ちゃんを取りだされました。

帝王切開術があって良かった

お産が進まず呼吸が苦しくなった時、鼻や口からガバガバ空気を吸い込んでいた私があれだけ苦しかったのだから、お腹の赤ちゃんは一体どれほど苦しかっただろうと、今でも時々思い出して、申し訳ない気持ちになります。

 

あの時、「帝王切開」という技術が無かったら、母子共に命を落としていたかもしれません。

 

子供の誕生を心待ちにしていた夫も、妻子を失って不幸のどん底にたたき落とされていたかもしれません。

 

「帝王切開」があって良かったです。

 

「自然分娩のはずが、帝王切開になってしまって悲しい」

という話を時々耳にします。

 

自然分娩しかできず、長時間苦しんだ上、死産してしまった人もいることを想像してみてください。

 

きっと無事に赤ちゃんを抱けたことに感謝できると思います。

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