男の子はなぜ女の子より体が弱いのか

男の子は女の子よりも、「体が弱く育てるのが大変」と言われていますが、風邪やエイズなど、「感染症全般」において、男性の方が感染しやすいことが分かっているのだそうです。

 

今日は、病気にまつわる性染色体についてのお話です。

 男の子はなぜ女の子より体が弱いのか

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感染症は、ヒトの体内に原因となる菌やウィルスが侵入することによって発症します。

 

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体内に侵入した菌やウィルスなどを排除するしくみを「免疫」といいますが、「X染色体上」には、免疫に関する遺伝子がいくつも存在しており、免疫機能が完全に失われるような遺伝病の原因遺伝子が複数あるほか、日常的な感染にかかわる遺伝子も含まれているのだそうです。

 

基礎知識

男性はX染色体が1本とY染色体が1本「XY」

女性はX染色体が2本「XX」

 

男性は「X染色体」を一本しかもたないため、X染色体の遺伝子に異常が生じると、即座に悪影響を受けることになります。

 

女性は「X染色体」を2本もっているため、片方のX染色体に異常が生じても、もう片方のX染色体によって補完されます。

 

伴性遺伝病

X染色体上にある遺伝子の異常によっておきる病気のことを「伴性遺伝病」といいます。

 

伴性劣性遺伝

  • 血友病
  • 赤緑色覚異常
  • デュシェンヌ型筋ジストロフィー
  • ベッカー型筋ジストロフィー

など

 

伴性劣性遺伝は、両方のX染色体上に異常がある場合のみ発病するため、X染色体を2本もつ女性が発病することは極めて稀です。(両親から異常遺伝子を引き継がない限り発病しないため確率は低い)

 

一方、男性にはX染色体が1本しかないため、X染色体上の異常遺伝子を受け継ぐと必ず発病します。

 

女性が片方のX染色体上に異常がある場合、発病はしませんが「キャリア(異常遺伝子保因者)」となり、その女性が男児を出産して異常がある方のX染色体を引き継いだ場合、その男の子は発病することになります。

 

伴性優性遺伝

  • アルポート症候群
  • レット症候群

など

 

伴性優性遺伝は、X染色体の片方に異常があれば発症するため、女性の発症率が高くなります。

男性も発症しますが、ほとんど流産になるか、生まれてきた場合には女性よりも重篤な症状を発症します。

まとめ

X染色体を1本しかもたない男性は、病気においては女性よりも、生まれながらにやや不利な状況にあるようですね。

 

といっても、力が強いのは圧倒的に男性の方だし、病気に負けないよう大切に育てれば、いつか頼れる存在になってくれることでしょう(^-^)

 

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うちの甥っ子も、小さい頃は入退院を繰り返す体の弱い子でしたが、今は元気に逞しく育っています!

 

私も「男の子産み分け」に挑戦している身としては、他人ごとではありませんが、もし男の子を授かることができたら、強く逞しく育てていきたいと思います(^-^)

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