胎嚢内に胎芽が見えない「枯死卵」と心拍確認後の流産率について

エコー検査を受けている人の画像

胎嚢内に胎芽が確認されないまま妊娠が経過することを「枯死卵」といいます。

私が1度目の流産をした時もこの状態でした。 

枯死卵の特徴
  • 胎嚢の輪郭が不明瞭
  • 胎嚢の形が変形している
  • 妊娠週数に比べて胎嚢サイズが小さい

など

胎芽は妊娠6週頃には、胎嚢内に確認できるはずですが、排卵が遅れて週数がずれていたり、妊娠初期の胎芽は小さくて誤診の可能性もあることから、一度のエコー検査では診断がつかず、再診になることが多いと思います。

私は6週5日の診察で、本来であれば胎芽と心拍が確認される時期だったにも関わらず、胎嚢はほとんど育っておらず、胎芽も心拍も確認されませんでした。

成長しなかった小さい胎嚢

枯死卵の画像
6w5d

6週5日 GS(胎嚢の大きさ)=10.8mm

エコー画像では4w1dとなっていますが、実際は6w5dの時に撮ったものです。

5w1dで測定した時は7mmで、その後11日が経過していますが、3mmほどしか成長していません。

診察してくださった院長先生の話では、この時期にはせめて17mmくらいはないと厳しいそうです。

娘を妊娠した時のエコー写真と比較してみると、大きさの違いが一目瞭然です。

胎芽の画像

6週2日 CRL(頭殿長=赤ちゃんの頭からお尻まで)3.4mm

やはりこの時期にはハッキリと胎芽が確認できます。

枯死卵の方は卵黄嚢は確認できましたが、残念ながら胎芽も心拍も確認できませんでした。

心拍確認後の流産率

妊娠について書かれているサイトを見ていると、「心拍確認後には流産をする確率がグッと下がって3~5%くらいになる」と書かれていることが多いです。

しかし、日本産科婦人科学会の59巻6号によると、

経腹超音波法では,正常妊娠の場合,妊娠 8 週になれば胎児心拍動が全例で確認される。 また,一度胎児心拍動を確認できた場合,95~99%の確率で妊娠予後が良好であるといわれている。 一方,経腟超音波法で胎児心拍動を検出できるのは,早ければ妊娠 5 週のはじめ,遅くとも 6 週末には全例に確認でき,胎児頭臀長(CRL)が 2mm から可能となる。 しかし,経腟超音波法の場合,胎児心拍動確認後の流産率が16~36%と高いため,たとえ胎児心拍動が確認されてもその時点での児の生存は証明できるが,その後の妊娠継続への言及については慎重でなければならない。

とされています。

つまり、妊娠8週以降に「経腹超音波法によって心拍が確認できた場合、その後の流産率は1~5%」とかなり低くなるものの、「経膣超音波法によって5週~6週末にかけて心拍が確認された場合、その後の流産率は16~36%」と、決して低い確率ではないため、まだまだ油断は禁物ということです。

私は6週と8週の2回心拍確認した後に、9週で流産してしまったこともあるので、1~5%の中に入ってしまったようです。

人に妊娠報告する時は、もう少し安定してからの方がいいかもしれません。